専門家用よりも安価な絵具。
品質は専門家用ほど良くはないが、毒性も少なく混色制限も少ないなど手軽に使える。
色数も専門家用ほど多くないので選び易い。
Month: March 2006
ジェッソ
元々は石膏という意味。
地塗りに使う絵具の事で、元々は油彩画の地塗りに使う石膏を指した。現在ジェッソと言えばアクリル用地塗り剤か油絵用の地塗り剤を指す事が多く、炭酸カルシウムとアクリル樹脂に顔料を加えてつくられている。
アクリルジェッソは体質顔料を多く含む絵具で、乾燥後はつきの良い多孔質の地を作る。細かな孔をたくさん作る事で、絵具はその孔に食い込むようになりしっかりと接着するようになる。アクリルジェッソの上にのせる絵具はアクリル絵具に限らず、色鉛筆やパステルも多孔質の下地とはとても相性が良い。クラフトでも板や粘土の目止めに使う事ができる。
油分のある面や、ガラスのような平滑な面に塗ると乾燥後に剥離する。油分は除去し、ガラスにはガラスプライマー、金属にはメタルプライマーを塗布した後でジェッソを塗る。また、サンドペーパー(紙やすり)で表面を荒らしてから塗るとより定着するようになる。
彩度をおとさず有色下地を作れるようにカラージェッソも売られている。
ジェッソと同じ成分で炭酸カルシウムを多くしたものがモデリングペースト。
芯抜き
木炭の芯を抜いて描き易くする為の道具。
ギターの細い弦や細い針金で代用可能。
カマイユ
油彩画古典技法の一種。
単色の明暗のみで仕上げた油彩画の総称で、これを下塗りとして上から彩色する事が多い。
単色で描かれたものは基本的にカマイユと呼ぶが、その中でも特に無彩色で描かれたものをグリザイユと呼ぶ。
カマイユは、無彩色のものをグリザイユとして区別すると褐色である事が多いが何色を用いてもよい。
特に黄褐色のものをシラーユ、暗緑色のものをヴェルダイユと呼ぶ。
生麩糊
日本画で裏打ちや水張りをする際に使用する糊。障子糊・洗濯糊としても使える。
消失点
一点透視法、二点透視法、三点透視法で全ての線が交わる点のこと。
証券用インク
昔から漫画・コミックイラストのペン入れに良く使われるインク。黒色が濃く印刷が綺麗に出る事ももちろんだが、乾くと耐水性になるためカラーイラストでも良く使われる。
松煙墨
松の木を燃やしたすすから作られる墨。青みを帯びた黒色であることから別名青墨とも呼ばれる。
準天然岩絵具
じゅんてんねんいわえのぐ
日本画で使われる岩絵具の一種。
○天然鉱物と同じ組成をなし、科学的に圧力を加えられて作られた絵具
○天然の微粒子顔料や金属化合物などで造られた無機顔料を加工したもの
の2種類がある
シバクローム
イルフォクローム、チバクロームとも呼ばれる。イルフォクロームの頁を参照。
シッカチフ
画用液の一種。乾燥促進剤。乾性油の酸化重合(乾燥)を早める為に用いる。混ぜすぎると急速に乾燥し縮みやシワの原因になる事があるので注意する。コバルト、マンガン、鉛等の金属塩を主成分としていて、これらは酸化重合に必要な酸素を運ぶ働きを持つ。主成分とする金属塩によってその働きも異なる。
○コバルト系シッカチフ
・色調を暗くするので淡い色では使わない方が良い。
・表面を早く乾燥させる。
○マンガン系シッカチフ
・色調を暗くするので淡い色では使わない方が良い。
○鉛系シッカチフ
・絵具の中で徐々に乾燥を進める。
シッカチフは液状のものが多いが、絵具の粘度を下げないようにチューブに入ったパートシッカチフもある。
下塗り
絵を描く前に、地塗りの上から色を塗ったり有色の下地を作っておくこと。色のついた下地ができることにより色彩的な効果を狙ったり、多少のむらを作ることで描きだしやすくなる。インプリマトゥーラ。
下書き
本画に入る前のメモ書き、デッサン、エスキース、エチュード、習作。
又は彩色する前の線描きやデッサン、おつゆ描きのこと。
鹿膠
鹿の皮からできた膠。
サンブリーチドオイル
リンシードオイルを太陽にさらして脱色したもの。
リンシードオイルは元々色のある油だが、日に晒す事によって絵具への色の影響を抑える事ができる。
桟張り
板に絵を描く場合、板の歪みを防ぐ為に角材をはること。当て木。
板の裏に十字に当てるようにする。
三点透視法
線遠近法の一種で、消失点が三点あるもの。
三千本膠
膠の一種。比較的安価で手に入りやすく主に日本画で使われている棒状の膠。(飛散防止の為)袋に入れてペンチ等で細かく切るか、タオルに包んで折った後に膠鍋で湯せんして使用する。使用する前の晩から水に浸しておくと簡単に溶ける。防腐剤が入っていなく腐り易いので冷蔵庫で保管し数日で使い切ること。他の膠に比べると粘着力は弱め。洋画にはあまり向かない。
サンシックンドオイル
乾性油を水と混ぜて(同じ容器に入れて、水と油が分離している状態で)日光に晒して酸化させた油。
乾性油はリンシードオイルかその加工品を使う事が多いが、ポピーオイルを使う事もある。
乾きがよく、そのままの油よりも粘度が出る。
擦筆
紙を巻いて棒状にしたもので、デッサン、鉛筆画、パステル画等で色をぼかすのに使われる。
先端が汚れたり、形が変わって使いにくくなってきたらカッターや擦筆の太さに合う鉛筆削りで削って使う。