地塗り

ファンデーション絵具やジェッソを塗ること。
生キャンバスに地塗りを行うと発色や定着力、描き味が良くなる。

油彩用の地塗りには、シルバーホワイトが適している。
ジンクホワイトは亀裂や剥離につながる可能性があるので使わない。
チタニウムホワイトは地塗りにも使用できるが、人工的な白色があり乾燥も遅いため扱いにくい。
またフレークホワイト、ミキシングホワイトのように複数の白色を混ぜてつくられた絵具は、それぞれの白色の特性に左右される。

アクリル絵具や透明水彩等の水性絵具へは、アクリルジェッソが適している。
アクリルジェッソは多孔質でざらざらしているため、上から透明水彩を塗ってもはじかない。

金継ぎ

陶器や磁器の修理方法の一種。
糊漆で割れた部分を接着したり、錆漆で欠損部分を補修し、漆と金粉で仕上げを行う。
金粉の代わりに銀粉を使用したり、金属粉を使用せず色漆で仕上げる場合もある。

グリセリン

水に溶け易く保水力が非常に高い物質。
水彩絵具を水に溶けやすくする為に添加されている。
毒性が無く、化粧品や医薬品にも添加されている事が多い。

産業革命以前、グリセリンを添加していなかった水彩絵具は非常に硬いブロック状で、棒絵具や墨のようにすりおろしたりナイフで削って粉にして使用していた。

クレパス

1925年 日本クレイヨン協会(現サクラクレパス)が発明。
専門家用として開発されたが、取り扱いの簡単さと安価さで学童用として普及。

第二次世界大戦後に安価に手に入る画材として注目され、専門家にも使われるようになった。

コンプレッサー

エアブラシで用いる、ハンドピースに空気を送り込む道具。モーターを用いたものボンベ式のものの2種類がある。

電動式…モーターを使って空気を圧縮するもの。長期使用するのであればボンベ式のものよりも経済的。加圧能力に差があるのでよく一定時間ごとに休ませる必要がある。
ボンベ式…スプレー缶のような形をしていて、中に圧縮空気が入っている。手軽にどこでも使えるが、長時間使用するのには向かない。

混色制限

主に油絵具で、特定の絵具同士を混合すると化学変化が起きて顔料が黒く変色してしまうこと。油絵具以外の画材では、毒性や展色剤との相性等の問題から変色を起こすような顔料が使われている事が滅多に無く、心配する必要は無い。
硫黄系の絵具と鉛系の絵具を混色すると黒色の硫化鉛が発生する。
また、硫黄系顔料と銅系顔料を混色すると黒色の硫化銅が発生する。

現代の技術で作られている絵具では、理論上では変色が起こるが実際にはほとんど起こる事は無い。黒化は絵具の中の遊離硫黄が金属と反応して発生するものだと考えられていて、遊離硫黄を除去した硫黄系絵具は銅や鉛系絵具と混合しても変色しない。硫黄系であっても混色制限の記述がなされていなかったり、(例えばマツダの油絵具のように)どの絵具同士も混色する事ができると書かれているものはこういった事情からによる。変色する事は無いが、絶対起こらないとは言い切れないので心配な人は避けた方が無難。変色を回避する為にも作品を高温多湿の場所には置かないようにしたい。

[硫黄系の主な絵具]
ウルトラマリン、コバルトブルー、カドミウム系絵具等
[鉛系の主な絵具]
シルバーホワイト等
[銅系の主な絵具]
エメラルドグリーン等

混色

色を混ぜること。減法混色、加法混色、併置混色(回転混色)に分けられる。アナログでは主に減法混色と併置混色を扱い、CGでは主に加法混色と併置混色を行う。減法混色でも絵具を物理的に混ぜ合わせる方法と、重ね塗り(重ね貼り)によって混色する方法がある。

胡粉

日本画で使われる白色。牡蠣や蛤などの貝殻を風化させ、砕いて水干したもの。
胡粉に他の水干絵具や墨を混ぜたものを具のものといい、特に墨を混ぜたものは具墨と呼ばれる。

固形水彩絵具

透明水彩絵具、不透明水彩絵具を固形に固めたもの。
透明・不透明をタブレット状にプレスしたケーキカラー、透明水彩を四角く乾かしたパンがある。
パンには数種類の大きさがあり、ホールパン、現在主流のハーフパン、クォーターパンがある。
水をつけた筆でなでて、色を溶かして使用する。

木口木版

木版画の一種。西洋で主に使われていた。
木を輪切りにして板をとり直接彫って版を作成するが、非常に木が硬い為ビュランを使用する。細密表現が可能だが、木を輪切りにしなければならない為大作を製作しづらい。
水を吸いやすい為油性インクで刷る。

合金率

ある金箔がどれだけ金を含んでいるか表した数字のこと。一般的には合金率の高い順に、五毛色、1号、2号、3号、4号、青金箔、水金箔となり、合金率が高いほど値段も高くなります。