flashlite1.1でのデジタル時計の作り方(1)

(0)携帯用のパブリッシュ設定をする
flashclock01-a
携帯で再生をするためには、PCとは違う設定でパブリッシュ(swfを保存)する必要があります。
ここでは、サイズを「240x320px」パブリッシュ設定を「Flash Lite 1.1」に設定します。

(1)アクションをコピペする
fscommand2という関数を使うと、携帯の時計から数字を持ってきてflash内で使うことができます。
フレームを選択したら、「アクション」タブに以下のスクリプトをコピー&ペーストします。

hour = fscommand2(“GetTimeHours”);
minutes = fscommand2(“GetTimeMinutes”);

☆解説
アクションスクリプトの「=」は、「代入」を意味しています。
数学で習った、「xに2を代入する」の「代入」です。
この場合、左側(hour、minutes)に、それぞれ携帯の時計で使っている数字を代入しています。

また、アクションスクリプトでは左側の文字のことを「変数」と呼びます。

(2)ダイナミックテキストで文字を配置する

まず、テキストツールを使って適当なテキストを作成します。
プロパティの[変数:]と書いてある枠の中に、先ほどアクションで使った変数(hour、minutes)を入れます。

その後、「プロパティ」左上の「静止テキスト」を「ダイナミックテキスト」に変更すると、変数に代入された数字がそのテキストの枠の中に表示されるようになります。

fscommand2は携帯専用の書き方のため、パブリッシュしたファイルをそのままパソコンで見ても時間が正しく表示されませんが、それが正常です。
表示の確認には、docomoのimodeHTMLシミュレーターか、Adobe Device Centralなどのエミュレーターを使いましょう。

ここまでのサンプルデータはこちらからダウンロードができます。