Flash Lite 1.1 で画像がずれるバグの対処法チェックリスト

Flash Lite 1.1でビットマップ画像(GIF、JPEG、PNG画像)を配置した際に正しく配置されないバグの対処法をリストにしました。
まずこのリストの(1)~(6)を同時に試し、それでもだめなら(7)~(9)をやってみることで大抵解決できる(はず)。

(1)画像をシンボル化する
ビットマップ画像をステージに配置したら、シンボル化を行います。
シンボルのタイプをグラフィックに、基準点を右下に設定してください。

(2)画像の大きさを変更する
縦横が奇数 px の大きさの画像の場合、width、height 共に偶数 px になるよう加工します。

(3)配置位置に小数点がないか確認する
小数点があると、補間が行われるためずれが発生することがあります。

(4)縮小・拡大がされていないかを、[変形]タブで確認する
画像の拡大縮小が行われていると配置がずれてしまうことがあります。
ビットマップ画像はFlash上の変形を使わず、PhotoShop等で拡大縮小を行い
常に100%表示で配置するようにしてください。

(5)アルファトゥイーンをしている場合は透明度を変える
例えば、0% から100%へフェードインするようなトゥイーンの場合、
1%から99%へフェードインするアニメーションに変更してください。

(6)ライブラリのビットマッププロパティでスムージングのチェックを外す

以下は、それでもダメだった場合に試してみてください。
(1)~(6)とは同時に使えない小技だったり、ヒープメモリ消費上あまりやりたくない小技です。

(7)ビットマップ画像を分解する
ビットマップ画像を分解すると、シェイプの塗りにビットマップ画像が指定された状態になります。

(8)画像の上下左右に透過で 2px くらい余裕をつけ、マスクをかける
画像の 1px ずれが直らない時は、ある程度ずれても構わないように作ります。
例えば、100 x 200px の画像を配置したかった場合、画像は102 x 202 pxで制作し、その画像の中心に100 x 200 px のシェイプを配置しマスクにします。
ズレを完全に取り除くことにはなりませんが、見た目上問題のない程度には持っていくことができます。

(9)それでもだめだった時は
Flash Lite 1.1は PC 版の Flash4 に携帯向けの拡張を行ったものであるため、
PC版 Flash4 で確認されていた不具合がそのまま残っています。
上記のチェックリストが役に立たない時や異なる不具合が発生している時は、PC向けFlash4以前の対策が有効なこともあります。