動物の毛や合成毛などをたばねて扱いやすくしたもの。
絵画、書道、化粧など目的に応じて多くの種類があり、更にその中でも用途により細かく様々な種類がある。
絵画用ではラウンド、フラット、フィルバート、アンギュラー、ファン、スポット、アプリケーター、平筆、丸筆、長流筆、没骨筆、付立筆、パステルブラシ、ステンシルブラシ等。
筆はそれぞれ目的に応じて毛の質や毛の組み方を変えて作られている。その為、特に狙っている効果が無い限りはその用途向けに売られている筆を使った方が良い。
例えば書道用の筆は根元まで墨をつけずに、腹まで墨を含ませて使うようにできている。それに対して絵画用の筆は根元まで絵具を含ませて使うように作られているので、書道用の筆と絵画用の筆では色の含み方が全く異なってしまう。この場合は絵画用の方が含みがよいので、例えば日本画の筆を書道に使う事はできる。