クラッキング

わざと画面に亀裂を生じさせる技法。トールペイントで古びた風合いを出すのに良く使われる。他の画材でもひび割れを起こすことができるが、どんな画材でも絵の具の剥落の原因になりやすく、耐久性がないので保存性を重視した作品には向きません。

トールペイント…専用のメディウムがあります。
日本画…にかわをわざと濃くして多めにに塗りつけたり、たらしたりします。剥離することもあるのできれいな亀裂は難しいです。
ポスターカラー、ガッシュ…そのまま厚塗りをします。剥離することもあるのできれいな亀裂は難しいです。
アクリル…トールペイント用のアクリル系クラッキングメディウムが使えます。
油彩…ジンクホワイトを地塗りとして使用すると亀裂を生じますが、剥離することもあるのできれいな亀裂は難しいです。

透明水彩でクラッキングができるのかどうかは不明です。気が向いたら挑戦してみます。