作品保存マニュアル

作品を長く保管するには絵画に使われている素材に応じた適切な処置と保管場所を用意する事が大切です。

○油彩
・額縁に入れる
空気中のゴミ・ほこり等を防ぐため、額に入れます。額縁のガラスやアクリルを紫外線カットのものにすれば、光(紫外線)による顔料の分解が遅れ褪色を防ぐ事ができます。

・タブローを塗布する
タブロー(仕上げ用ワニス)は絵画の表面を煙やガス・湿気・ゴミ・ほこり等から守ります。制作後6ヶ月経った絵画にはタブローを塗布しましょう。

・置く場所
車の排気ガスに含まれる成分が絵具(特にシルバーホワイト)を変色させますので、道路の近い窓際やガレージは避けるようにしましょう。硫黄に弱い絵具がありますので、温泉地などでも注意が必要です。できるだけ外気に触れさせないようにしましょう。湿気の無い安定した所に保管します。

○版画&水彩(透明水彩・アクリル・日本画・インク)
・額縁に入れる
空気中のゴミ・ほこり等を防ぐため、額に入れます。額縁のガラスやアクリルを紫外線カットのものにすれば、光(紫外線)による顔料の分解が遅れ褪色を防ぐ事ができます。
日本画で額装ができない場合は、軸装をして丸めておくか紙などに包んで保管しておきます。軸は春や秋のからっと晴れた日に、年2、3回虫干しをします。

・虫食いを防ぐ
市販の衣類用防虫剤は樟脳やナフタリンが使われており、画面にしみを作る危険性があります。書画骨董向けの防虫香があるので、虫害の心配がある場合それらのものを使っておくと比較的安心です。虫干しなどの折に、定期的に交換するようにしましょう。

・置く場所
紙を使ったものに共通なのが湿度管理です。カビによってできたしみは回復が難しいので、キッチンやバスルームの近く・押入れの中等、湿気のたまりそうな所には置かない方が良いでしょう。
またエアコンの真下など極端に乾燥する場所も紙の縮みや絵具のひび割れに繋がるため避けた方が無難です。

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