絵画関連道具・材料の捨て方

絵画に使う様々な物を捨てる時にはそれぞれの材料を把握し安全に捨てる事が大切です。

・絵具のチューブ
現在主流のものはアルミ製、キャップがプラスチック製。
古いものでアルミ製チューブよりも柔らい金属チューブは鉛か鉛と錫の合金で、まれに純錫製チューブもある。
古い絵具のチューブは鉛を含む事がほとんどで、これが錆びて白くなったものは炭酸鉛であり有毒。触ったらすぐに手を洗い、できるなら処分してしまいたい。
資源に出す場合はチューブを切り開いて中身を洗ってから、キャップと別々に出しましょう。

・プラスチック消しゴムのカス
塩ビ(PVC、ポリ塩化ビニル)を含まないものは可燃ごみに出します。
PVCを含むプラスチック消しゴムは、ダイオキシン発生の一因となる可能性があるため不燃ごみに出します。

・絵具や画用液の廃液(水を溶剤とするもの)
美術大学やアトリエ等では専用容器に入れ回収業者に渡す所もあります。
個人では紙や布に染み込ませて捨てるか、専用の薬剤を使って固めて捨てます。
絵具に使われている顔料により燃焼により有毒ガスが発生するものは不燃、そうでないものは可燃ごみに出します。

・絵具や画用液の廃液(油を溶剤とするもの)
美術大学やアトリエ等では専用容器に入れ回収業者に渡す所もあります。
個人では紙や布に染み込ませて捨てますが、捨て方に注意が必要。
油が酸化により熱を発するので、積み重ねた状態では熱がこもり自然発火する可能性があります。
長期間保管しなければならない場合は火災の心配のないようにして下さい。
絵具に使われている顔料により燃焼により有毒ガスが発生するものは不燃、そうでないものは可燃ごみに出します。