エアブラシ

圧縮した空気で絵具や塗料を細かい霧状にして吹き付ける道具。 ハンドピースとコンプレッサーをセットで使用する。 スパッタリングよりも細かい粒子での表現ができ、写真修正や立体的な陰影表現に向いている。

梅皿

梅の花に似た形をした絵皿。仕切りがあり、一枚の絵皿でも絵具が混ざり合わないので便利。
梅皿

兎膠

膠の一種。主に洋画(テンペラ、油彩キャンバスの目止め等)で使われる。ウサギの皮から作られた膠。

ウォーターマーブル

技法としては墨流しやマーブリングと同じものだが、
特にネイルアートでマニキュアを使って行う場合こう呼ぶ。
絵の具を使ったマーブリングに比べ非常に乾燥が早いので素早い作業が必要。
また、浮かべるものは紙に限らず爪、プラスチック、木など幅広い素材を使える。
(形状によっては浮かべるよりも一度水に沈めて下からマニキュアの膜をすくい上げる方が楽にできる)
また、ウォーターマーブルの場合はマーブリングコームを使わず、オレンジウッドスティックやつまようじを用いる。

ヴェラチューラ

不透明な色をかけて、下地の色をところどころ透かして見せること。スカンブリング。
国や時代によってグラッシに含まれたり、グラッシを含んだりする。
グラッシとの違いは上からかける絵具が透明か、不透明かであるが、それを区別しない場合まとめてどちらか片方の名前で呼ばれる。

インプリマトゥーラ

地塗に使った白がきつすぎて絵を描きにくい時や、地の色を生かして制作をする時などに画面全体に色をかけること。
下塗り。一般的な白色の下地の上に色をかけるものと、直接有色下地を作る場合の2種類がある。
16~18世紀には暗褐色、灰色などでインプリマトゥーラを施すことが主流だった。

インパスト

絵具を厚塗りしたり、盛り上げて塗ること。
油絵具等そのままで厚塗りができるものはチューブから出したまま使う。
水彩ではインパストメディウム等のメディウム類を使うと簡単に盛り上げる事ができる。
日本画の場合は腐れ胡粉や盛り上げ胡粉、盛上を使う。

インスタントレタリング

通称インレタ。トランスファー・レタリングの商品名。
透明シートに文字や記号が印刷されたもので、紙の上に乗せて上からこする事で文字や記号を紙に転写する事ができるもののこと。MDが普及していなかった頃カセットテープを買うとついてきた。
パソコン・ワープロが一般に普及するまでは手軽に活字を得る手段だった。

岩絵具

日本画で使われる絵具で、鉱石を砕いて砂状にしたもの。

天然鉱石を砕いて作られた天然岩絵具の他に、
・人工的に着色されたガラス(金属酸化物+ガラス原料)を砕いて作られた新岩絵具
・水晶末などの粒子に色を吹き付けた合成岩絵具、
・天然と同じ組成だが合成してつくられる準天然岩絵具
がある。

絵具の粒子の大きさに応じて番号がつけられており、1番が最も粗く数字が大きくなるにつれて粒子が細かくなる。最も細かいものは白(びゃく)と呼ばれる。
白になると名前が変わる絵具もあるので気をつけたい(例えば、緑青は白になると「緑青の白」ではなく「白緑」と呼ぶ。群青も同様に白群と呼ぶ)。

岩絵具も新岩絵具も同じ色の鉱石を砕いて作られるため、同じ色名でも粒子が細かくなればなるほど色調は白っぽくなる。
例外は合成岩絵具で、元々粒子状のものに色を吹き付けて作られる為に粒子の細かい絵具でも暗く濃い色調のものがある。

岩絵具は粒子の隙間から下地の色が見えるため重色による表現が重要。
特に天然にこだわる場合混色の制限や粒子の大きさによる色調の制限があり思い通りの色を出すのは難しい。

天然の岩絵具はフライパンで炒ると色調が暗くなる。
あらかじめ焼いた状態で売られている絵具は「焼(色名)」。

一両目(15g)単位で売られている。

色鉛筆

芯が着色された鉛筆のこと。油性色鉛筆と水彩色鉛筆、パステル色鉛筆、全芯色鉛筆、ダーマトグラフに大別される。一般にただ「色鉛筆」と表記した場合油性色鉛筆の事を指す。