イーゼル

画架。絵を描く時にキャンバスやパネルを立てかけるために使うもの。

油彩用やデッサンで使用する木製のものや、アトリエで使用する為の大型なもの、キャビネットつきのイーゼル等、多様な種類がある。屋外スケッチ向けの折りたたみイーゼルでは様々な形や素材のものがあり、畳んだ時の大きさによっても幅広い種類のもおがある。また、たらしこみやドリッピングのようなイーゼル使用に適さない技法にも対応するために画面を水平位置で固定できるイーゼルも日本画や水彩向けに販売されている。

イーゼルには、タグや取り扱い説明書に何号まで、又は何kgまでの絵を置けるという注意書きがしてある。この重量や号数を超えるとバランスが取れなくなり、落下や破損といった事故を起こしやすいので気をつける。

イーゼルの足の間でぶら下げる布製の小物入れも市販されている。これをつける事によってイーゼルの重心が下になり、風や横からの衝撃にも多少倒れにくくなる。折り畳みイーゼルでは少し力を入れて描いてもイーゼルが動いてしまう事があるので、こういったものを利用して安定させたい。屋外の場合は手ごろな石で足を固めたり、土に埋めてしまってもいい。