美術部
シュミンケ・ホラダム最高級透明水彩絵具
ふくろうのロゴがかわいいドイツ製透明水彩絵具。
チューブ、ハーフパン、ラージパンを揃えているので用途に合った形の絵具を選べる。
透明水彩絵具の中では高価で、あまりメジャーではないため店頭に置かれている時間が長いものもあり、チューブの絵具を買うとメディウムが分離していたり硬くなっていたりする。その場合は細いものでかき混ぜたり、パレット上で水を足しながら使う。
色は少しこっくりとした強く鮮やかな印象。
中間色が少なく、グレーやベージュ等のパステルトーンが少ないのも印象的。オペラが無くてマゼンタがあるあたりが、全体として鮮烈な印象を持つ一因になっているのかもしれない。ニュアンスのある色調が多い。
ずばっと静物に合いそうな色は少ないので、美大受験生がセット買いするのには向かないかも(差し色に使って効果的なケースや、手持ちのセットに数色足す事で威力を発揮しそうな色はたくさんある)。
しかしパンフレットにもサイトにも「知る人ぞ知る」って書いてあるけれど、そんなにマニアックなのかしら?
確かにマニア受けしそうな色調ではあるけれど。。セットの金属ケースとか、かわいいのになー。
全110色。
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ターナー トランヴェール
鮮やかでのびが良く、爽やかで透き通った印象の発色。
使用感、仕上がり共にどこまでも爽やかで軽やか。
他に売られている透明水彩が一般的に5ml金属チューブなのに対し、トランヴェールは11mlビニールチューブで売られている。内容量の割に安価で、また他社と比べると少ないながらも非常に扱いやすい色ラインナップを持つ。割安感とビニールチューブの出しやすさ、それと伸びの良さから、大作を描いたらさぞかし気持ちいいだろうなあと思う。
色の耐久性も売りの1つ。他社と比べても安定性のある単一顔料を使用しているものが多く、安価でも本格的でないということは全くない。入門者から専門家まで使える絵具。
量が多く割安なので、チタニウムホワイト等メーカーによる個性の差が少なくて良く消費する絵具はトランヴェール、決め色は既に使っているメーカーの絵具、という使い分けをしてもいいかもしれない。
ホルベイン108色揃える前だったら全色買いしてたなー…惜しい…
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ターナー ネオカラー
合成樹脂を糊材に使用した短期間屋外用絵具。乾燥後は耐水性。
不透明・つや消しで様々なものに描く事ができ、コストパフォーマンスに優れる。
短期間用と書いてあるだけあり、耐久性はあまり無いものと思われる。
看板、広告、学園祭、舞台装飾など短期間で大容量を必要とするものに向く。
ネオカラー専用の懸垂幕としてターナーネオクロスがある。
ビニロン布で、綿布に比べて絵具を吸収しないので絵具の使用量も乾燥時間も少なくて済む。縫い合わせ・切抜きも可能。
また、屋内用カッティングシートとして同じくターナーから出ているネオカラーシートとの併用も可能。ネオカラーシートの上から直接ネオカラーで描く事ができる。
100ml瓶 18色
250ml瓶 33色
600ml缶・3L缶 30色(青金・赤金・銀を除く)
青金・赤金・銀には専用メディウムが必要。これら特殊色は250ml瓶のみの販売
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ゴールデンアクリリックス
20・60mlラミネートチューブ85色
メディウム31種類
70%の色が単一顔料で作られている為混色による濁りが起きにくく、鮮やかで爽やかな発色をする。リキテックスをディープ、ホルベインを日本的な強さを持つソフトとすると、アメリカ的ビビッドさを持つアクリル絵具らしいアクリル絵具といった印象を持つ。大容量の絵具はオーダーする事ができる。
2002年8月
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キャムロン プロ CAMLON PRO
- 2007-02-24 (and last modified on 2009-04-19)
- 筆
油彩、水彩にも使えると描かれているが、絵具の含みはアクリル絵具に向いているように感じる。腰が強く先端の毛先の効きが良く、水彩・アクリルの細密画や油彩・テンペラの仕上げ向きか。水彩でたっぷりとした表現をするには少々物足りない。0号よりも細い筆が握り易く、太さも各種揃っていて非常に良い。また、平筆はアクリル絵具での平塗りに威力を発揮する。
全体的に素晴らしい筆だが、私の使い方が荒いのか毛先が馬鹿になるのが早かった。洗浄は他の筆よりもより丁寧に行うべきだと思う。筆は消耗品だとは思うが、後にインターロンを使うようになってからはあまり買わなくなった。
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インターロン INTERLON
- 2007-02-24 (and last modified on 2009-04-19)
- 筆
油彩用の豚毛筆と同じ構造を持った筆。豚毛には独特のカールがあり、筆にする際はそのカールが全て内側に向くように作られている。インターロンは合成繊維でありながら豚毛のようなカールを再現、内側に向ける事で比類ない扱い易さを実現している。
まず、重めのぼったりした絵具を含ませても毛先の効きが良い。また、使い続けていても毛先が広がって駄目になってしまうのが遅い。毛先は硬くないが常に筆の中心が変わらずあり、インターロックの成せる技かと思う。
太さも0号以外の細さが各種あり、私の道具箱の中では細さを要求する仕事に最も向いている。値段は他の筆より安い程で、ここぞという時以外にもしょっちゅう使う。
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作品保存マニュアル
- 2007-02-24 (and last modified on 2009-04-19)
- 書きかけ項目
作品を長く保管するには絵画に使われている素材に応じた適切な処置と保管場所を用意する事が大切です。
○油彩
・額縁に入れる
空気中のゴミ・ほこり等を防ぐため、額に入れます。額縁のガラスやアクリルを紫外線カットのものにすれば、光(紫外線)による顔料の分解が遅れ褪色を防ぐ事ができます。
・タブローを塗布する
タブロー(仕上げ用ワニス)は絵画の表面を煙やガス・湿気・ゴミ・ほこり等から守ります。制作後6ヶ月経った絵画にはタブローを塗布しましょう。
・置く場所
車の排気ガスに含まれる成分が絵具(特にシルバーホワイト)を変色させますので、道路の近い窓際やガレージは避けるようにしましょう。硫黄に弱い絵具がありますので、温泉地などでも注意が必要です。できるだけ外気に触れさせないようにしましょう。湿気の無い安定した所に保管します。
○版画&水彩(透明水彩・アクリル・日本画・インク)
・額縁に入れる
空気中のゴミ・ほこり等を防ぐため、額に入れます。額縁のガラスやアクリルを紫外線カットのものにすれば、光(紫外線)による顔料の分解が遅れ褪色を防ぐ事ができます。
日本画で額装ができない場合は、軸装をして丸めておくか紙などに包んで保管しておきます。軸は春や秋のからっと晴れた日に、年2、3回虫干しをします。
・虫食いを防ぐ
市販の衣類用防虫剤は樟脳やナフタリンが使われており、画面にしみを作る危険性があります。書画骨董向けの防虫香があるので、虫害の心配がある場合それらのものを使っておくと比較的安心です。虫干しなどの折に、定期的に交換するようにしましょう。
・置く場所
紙を使ったものに共通なのが湿度管理です。カビによってできたしみは回復が難しいので、キッチンやバスルームの近く・押入れの中等、湿気のたまりそうな所には置かない方が良いでしょう。
またエアコンの真下など極端に乾燥する場所も紙の縮みや絵具のひび割れに繋がるため避けた方が無難です。
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絵画関連道具・材料の捨て方
- 2007-02-24 (and last modified on 2009-04-19)
- 書きかけ項目
絵画に使う様々な物を捨てる時にはそれぞれの材料を把握し安全に捨てる事が大切です。
・絵具のチューブ
現在主流のものはアルミ製、キャップがプラスチック製。
古いものでアルミ製チューブよりも柔らい金属チューブは鉛か鉛と錫の合金で、まれに純錫製チューブもある。
古い絵具のチューブは鉛を含む事がほとんどで、これが錆びて白くなったものは炭酸鉛であり有毒。触ったらすぐに手を洗い、できるなら処分してしまいたい。
資源に出す場合はチューブを切り開いて中身を洗ってから、キャップと別々に出しましょう。
・プラスチック消しゴムのカス
塩ビ(PVC、ポリ塩化ビニル)を含まないものは可燃ごみに出します。
PVCを含むプラスチック消しゴムは、ダイオキシン発生の一因となる可能性があるため不燃ごみに出します。
・絵具や画用液の廃液(水を溶剤とするもの)
美術大学やアトリエ等では専用容器に入れ回収業者に渡す所もあります。
個人では紙や布に染み込ませて捨てるか、専用の薬剤を使って固めて捨てます。
絵具に使われている顔料により燃焼により有毒ガスが発生するものは不燃、そうでないものは可燃ごみに出します。
・絵具や画用液の廃液(油を溶剤とするもの)
美術大学やアトリエ等では専用容器に入れ回収業者に渡す所もあります。
個人では紙や布に染み込ませて捨てますが、捨て方に注意が必要。
油が酸化により熱を発するので、積み重ねた状態では熱がこもり自然発火する可能性があります。
長期間保管しなければならない場合は火災の心配のないようにして下さい。
絵具に使われている顔料により燃焼により有毒ガスが発生するものは不燃、そうでないものは可燃ごみに出します。
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油絵具の乾燥
- 2007-02-24 (and last modified on 2009-04-19)
- 書きかけ項目
油絵具がべたつかなくなり、固着する事を乾燥という。
これは水が乾くのとは全く異なり、乾性油が空気中の酸素と重合して起こる化学変化である。
水彩は水が蒸発する事により乾燥前よりも乾燥後の方が軽くなるが、油絵具の場合は酸素の分わずかに重くなる。
絵具のチューブに記載されている乾燥日数はあくまで指触乾燥で、中まで完全に乾燥するには半年程度かかる。そのため、それよりも早く保護ワニスをかけてしまうと表面の白濁や様々なトラブルの原因になるので注意したい。
乾燥を早める方法としては、
(1)シッカチフを加える
(2)環境を整える
事が挙げられる。
シッカチフは鉛、コバルト、マンガンなどの金属塩で、酸素を運び入れ酸化重合の促進剤としてはたらく。ただし、入れすぎると画面の黒変や表面の皺の原因になるので絵具の量の30%にとどめるようにする。
シッカチフは画用液に混合して使うものとチューブに入って練られているパートシッカチフがあり、パートシッカチフは絵具の粘度を下げずに使う事ができるので盛り上げやタッチを生かした表現に向いている。
油絵具が乾燥するのに最適な環境は、気温が高く換気が良い事。夏の窓際のような場所がベストで、少なくとも完全に乾燥するまで(最後に筆を置いてから6ヶ月~1年程度)は風の通る場所・密閉しない場所に置いておく方が良い。
油絵具はそれぞれの色(使われている顔料)によって乾燥度(乾燥する速さ)が異なる。
無機顔料は有機顔料に比べて粒子が大きく、吸油量が少ない。また、無機顔料に含まれる金属がシッカチフと同様に油の酸化重合を促進する働きをし、乾燥が早くなる。
これに対して有機顔料は粒子が細かいので、絵具にするためには無機顔料よりも多くの油が必要になりその分乾燥も遅い。
また、淡い色調の色は暗色と比べて乾燥が遅い。
絵具に使われている油の種類には主にリンシードオイルとポピーオイルがあるが、
・リンシード…乾燥が早い、黄変しやすい
・ポピー…乾燥が遅い、黄変しにくい
といった性質がある。
淡色は乾性油が黄変した場合に色調の変化が著しい。
そのため淡い色の絵具にはポピーオイルが使われている事が多く、その分乾燥が遅くなっている。
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ホルベイン 透明水彩絵具
- 2006-08-26 (and last modified on 2009-04-19)
- 透明水彩
透明水彩絵具ではクサカベと並ぶ国内メーカー。
変わらない赤い箱がトレードマーク。
Holbein Artists’ Water Colorの頭文字を取ってHWCのロゴを使っている。
しっとりとした、少し粉っぽい印象を持つ色味を持つ。中間色の印象は日本画的。
全108色、どの色にも2号チューブ(5ml)と5号チューブ(15ml)があり便利。
———
多く語るべき事が無い、でも全体的な品質と使用感といった言葉にしにくい所が好きな絵具。
他社絵具のレビューはホルベインを中心にして書いている節があるので書く事が思い当たらないのもあるとは思うのですが。。困ったな。
全色愛してるので、108色はそのまま私の煩悩の数かもしれない。
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水彩用メディウム
- 2006-08-26 (and last modified on 2009-04-19)
- 透明水彩
水彩画にメディウムを用いる事はアクリル絵具ほど一般的ではない。
メディウムの種類も、絵具に効果を与えるというよりも水彩絵具の特徴の調整を行うものが多い。
アクリル向けメディウムのように目立つ存在ではないが、小技をきかせるのが得意だ。
○絵具の透明度・流動性・色の深みを変えるメディウム
・ウォーターカラーメディウム(ホルベイン)
絵具の色の伸びが良くなり、色調に深みが出る。絵具に加えて使用。
たらしこみによるにじみは抑えられ、湿った面にもある程度細い線が引けるようになる。
多量の使用と厚塗りはひび割れの危険があるので注意。
同社のアラビアゴムメディウムよりはアラビアゴムが弱めに入っている。
組成:アラビアゴム、酢酸 55ml瓶入り
・アラビアゴムメディウム(ホルベイン)
水彩絵具の糊材(ビヒクル)。絵具や顔料に加えて使用。
顔料にこれを加えて練ると水彩絵具ができ、多めに加えれば透明水彩、少なめに加えるとガッシュができる。
絵具の透明度を高めるはたらきがあり、色調に深みが出る。
また、たらしこみによるにじみを抑える効果がある。
ガッシュやポスターカラーに混ぜて透明水彩調にするのはもちろん、透明水彩に添加しても面白い。
組成:アラビアゴム、グリセリン、防腐剤 55ml瓶入り
・アラビアゴムペースト(ホルベイン)
アクリル絵具でいうところのグロスメディウムのようなもの。
絵具に添加する事で透明水彩でもタッチを残して描く事ができる。
絵具の流動性を抑えるので、画面上で絵具が混ざるのを防ぐ事ができる。
多少凹凸のある画面を作る事ができるが、アクリルや油のような盛り上げは
画面のひび割れを招く事がある。
組成:アラビアゴム、増粘剤、グリセリン、防腐剤 15mlチューブ入り
・オックスゴール(ホルベイン)
絵具に加えるか紙に塗布して使用。
紙のにじみ止め(サイジング)が強すぎる時にこれを使うと絵具がにじむようになる。
ぼかしやたらしこみの効果を強調したい時に絵具に添加すると便利。
紙全体に塗布してにじみ止めを弱める事もできる。
組成:界面活性剤(胆汁)、防腐剤、防黴剤 55ml瓶入り
・サイジングリキッド(ホルベイン)
紙に塗布して使用。
にじみの強い紙にこれを塗布する事で絵具のにじみを抑える事が出来る。
手漉き紙や生の和紙など、にじみ止めがされていない紙を使う時に
これを塗布してから描くと感触が水彩紙に近づき扱いやすい。
組成:アクリル樹脂、水 55ml瓶入り
○絵具に特殊な効果を与えるメディウム
・イリデッセントメディウム(ホルベイン)
雲母が含まれているので、絵具に混ぜるとパールカラーにする事ができる。
乾燥後の画面に塗ってパール感を出す事も可能。
日本画材料として売られている雲母にアラビアゴムメディウムを混ぜて自作できる。
組成:雲母チタン、アラビアゴム、グリセリン、防腐剤 55ml瓶入り
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サクラマット水彩マルチ
- 2006-08-26 (and last modified on 2009-04-19)
- 透明水彩
全18色。
サクラマット水彩の色味で、工作用途に特化した絵具。
従来のサクラマット水彩でははじいてしまって描けなかったペットボトル、牛乳パックのフィルム面にも描く事ができる。
また、道具や衣服に絵具が付着した場合にも落とし易くなった。
APマーク、CEマーク取得で人体への安全性もアピール。
プラスチックに描く場合は長期保存に適さない。
普通色136円、金178円、銀157円。
————
界面活性剤的なものを添加したのかなあ。とっても面白いと思います。
図画工作授業やワークショップ向けですね。
何かのサンプル品や試作に使うのもいいかもしれません。
衣類についた汚れの洗濯テスト写真が控えめに正直で好感が持てます。
「従来製品」は衣服についても薄くなった程度にしか洗えていない。
「マルチ」の写真だって完璧に落ちてる訳ではなくて、うっすら残ってる(笑)
従来製品だって経験から言うともうちょっときれいに洗えるでしょう、
べったり塗って長時間放置してもどこがしみだったかわからなくなりましたけど…
「落ちやすく」ですものね、決して「落ちる」とは言わない所が何とも控えめです。
あの写真よりはきれいに落ちると思うんだけどなあ…
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クサカベ水彩絵具 NEO
- 2006-08-26 (and last modified on 2009-04-19)
- 透明水彩
透明水彩絵具ではホルベインと並ぶ国内メーカー。
色調は他社と比べると少しこってりとした深みを感じるが、透明水彩らしく水を多くさらっと描けば軽やかな美しい発色になる。
深みのある色調は90色中37色の不透明色、29色の半透明色からくるもの。従来からの製法を用い不透明性の強い顔料を透明色にしてしまう事無く、顔料の性質を生かした絵具づくりをした結果他社の透明水彩よりも透明感を抑えた発色になっている。不透明ではあるもののガッシュほどの力強い発色ではなく、透明色や他の画材と併用してもガッシュのような質感の対比が生じない。透明色との併用によりクサカベ透明水彩らしい深みのある発色が生まれる。透明水彩の発色が軽すぎると感じている方には是非試して欲しい。
また、カドミウム系とコバルト系の顔料を採用しない事で環境と人体にやさしい事をアピールしている。カドミウムとコバルトの代替顔料としては有機顔料を使用しているが、特に目立って品質や耐光性が劣るという事は無いので安心して使える。
セット販売の組み方のバリエーションが多く、特定のモチーフのために絵具を一式買い揃える場合(あまり色数を多く使わない時の風景画、ボタニカルアート等)に適している。何かの用途に対して必要な色をバラ買いできない初心者にもおすすめ。
今までにはカラーチャートの中から日本画的な色調のみを集めた和彩セット(36色、18色)や基本12色セットに特定の色グループの6色を追加する事で風景画に適したパレットや人物画に適したパレットが完成する+6シリーズがある。(+6シリーズは期間限定品だったが、小さな画材店では何年経っても置いてあるのを良く見る事ができる。バラ売りよりも安い価格設定なので、見つけたら買っておくといい)
全90色。
2号チューブ。A色160円、B色200円、C色240円。
4号チューブは白のみ280円。
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絵具
顔料とビヒクルを練り合わせたもの。
日本画の場合膠と練り合わせる前の顔料も絵具と呼ぶ。
ペースト状または液状で瓶やチューブ等の容器に入れられたものを一般的に絵具と呼ぶ事が多いが、これに限らず色鉛筆やパステル等も「固形絵具」と呼ぶ。
・顔料や染料といった色のつく物質を含んでいて
・絵画用に使われる、または絵画用に使える
・基底物にくっつく性質のあるもの
であれば何でも「絵具」と呼んで差し支えないような気もする。
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下張り(捨て張り)
パネルやボードに本紙を水張りする前に、あらかじめ適当な紙を張っておくこと。
木製パネルやボードは薄い板を張り合わせた合板であることが多い。合板は経年劣化によりはがれたり、接着剤が板の表面に染み出てきたり、あくが出る事がある。そのあくが絵画にしみを作ったり、劣化させてしまうことを防ぐため(絵を描いた紙と板が直接触れないようにするために)紙を張る事を下張り(捨て張り)という。
下張りがしてあれば、板の劣化に合わせて絵を板からはがし別の板に張り替える事が出来る。
板の劣化はよほど粗悪なものでない限りは数十年、悪くても十数年は持つものなので、百年単位の保存を意識していない作品にはわざわざ下張りを施す必要は無い。また、描き終わったら紙をはがしてしまう作品にも下張りをする必要は無い。額装のため板に張りっぱなしの作品には一応しておいた方が無難。
日本画の場合新鳥の子紙(鳥の子紙に似た洋紙)等を下張りに使う。
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日本画の道具と技法
- 2006-05-29 (and last modified on 2009-04-19)
- 書きかけ項目
日本画の道具と技法
日本画の絵具
日本画用の主な絵具に岩絵具、水干絵具があります。
これらの絵具は粉の状態で売られていて、これを膠(動物の皮などから作る接着剤)で溶いて使います。
ほとんどの種類の絵具は顔料と接着剤(糊材、ビヒクル)でできていて、例えばアクリル絵具の場合は顔料とアクリルポリマーエマルジョンを混ぜたものがチューブに入って売られています。
色のもとになる顔料が、紙や布に接着剤でくっつけられて色がつくとお考え下さい。日本画ではこれが別々に売られているので、自分で混ぜて使える状態にします。
他に代表的な絵具として、胡粉(ごふん)があります。胡粉も水干(精製)して作られるため、水干絵具と同じ売られ方をしていることがありますが溶き方も種類の豊富さも異なります。
日本画の絵具には、他にも棒絵具、鉄鉢、泥、朱などがありそれぞれ使い方が異なります。
日本画の紙
日本画では主に和紙に描きます。絵画用の和紙があり、画材屋さんに行けば売られています。
生と書かれているものはにじみ止め加工がされていないもの、ドーサ又はドーサ引きと書かれているものがにじみ止め加工がされているものです。
和紙は水張りをして使います。
和紙は大体つるつるした方が表(絵を描く面)になります。洋紙の水彩紙でざらざらした方が表になるのとは逆になりますので、注意して下さい。
また、新鳥の子紙は鳥の子紙(和紙)に似せてつくられた洋紙なので注意します。
日本画の筆
洋画の筆と比べてふくみの良い筆が使われます。面相、彩色、削用、則妙、隈取などの筆が良く使われます。水干絵具は洋画の筆(水彩用の柔らかい筆)でも使えますが、特に目の粗い岩絵具だと扱いが難しくなるようです。
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百叩き
日本画で胡粉を練る時に、叩いて膠と胡粉をなじませること。
胡粉を乳鉢ですった後、膠を加えて団子状にした胡粉(胡粉団子)を絵皿に向かって叩き付け、膠と胡粉をしっかりと馴染ませる。ぱん、というかぱちん、というか、上手い人は響くようなイイ音がする。叩きつける回数は厳密に100回でなくとも構わないが、100回くらい叩くといい。団子の表面が照りを帯びるようになってくると馴染み度合いも膠の量も丁度良く、いい色の胡粉になる(飛切胡粉の場合。白鳳はそうでもなく、花胡粉に至ってはつやっぽく見えるようになった事が無い。胡粉の性質にもよるものと思われる。飛切は高価でも明らかに他の胡粉とは違う感じがする)。
大き目の絵皿を使った方がやり易い。
小さい絵皿だと勢いで落としてしまい、汚れがついて折角の白さが台無しになってしまう事もあるし、薄い絵皿だと勢い余って割ってしまう事がある(厚く大きな絵皿でも割れる時は割れるけど)。是非絵皿を割る程のイイ音で叩いていただきたい。
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ワニス
綴りはvarnish。バニス、ヴァニス、バーニッシュとも読む。
油彩画やアクリル画、水彩画で画面を保護し、つやを調整するために塗布される樹脂。
製作中に絵具に混ぜて絵具のつやを調節する事もできる。
特に絵画が完成して、最後に塗るワニスをタブローという。
○油絵具&厚塗りアクリル絵具
絵具は乾燥し揮発成分や水分が抜けると、その抜けた穴に光が乱反射する為につやが引いた状態になる。また、絵具でも顔料の粒子が大きいものはその粒子の凹凸でつやが出にくい。このざらつきを塞ぎ絵具の表面を平らにする事によって画面につやを与えるのがつや出しタイプで、「つや出し」「グロス」等の言葉が入って売られている。反対に絵具のつやを消すものもあり、蝋やシリカを含む事によって画面をざらざらにしてつやを出さないようにする。
・制作の途中で使用する
絵具には顔料の性質によってつやのある色・つやの無い色があり、つやのある色は深く見えるので暗い印象、つやの無い色は平らに見え明るい印象になる。製作中のつやの異なる絵具の使用で画面の中につやのムラができてしまった場合、そういった印象の違いによって色のバランスが崩れてしまう事がある。ルツーセや絵具に混ぜるワニスを使う事によって画面のつやを統一し、完成の印象に近いままで制作をする事ができる。
・制作の最後に使用する
完成した絵画をガスや煙(特に煙草のヤニ等)、塵や埃から守るため、また画面のつやを調整するために塗られる。油彩の場合タブロー自体は黄変する事があるが、ペトロールを使ってはがせば再び塗り直す事ができる。
タブローは絵具の表面を覆ってしまうため、絵具がまだ完全に乾燥していない状態で塗ると絵具に含まれる水分や揮発成分の行き場所が無くなってしまう。画面が白く濁ったり、絵具の耐久性を損ねる原因にもなるので油彩の場合は最後に筆を置いてから半年以上経過するまで塗らない方が良い。アクリル絵具でも24時間以上は乾燥させたい。
完全乾燥前に画面につやを持たせたい場合は一時的につやを回復させるワニス(ルツーセ)を使用する。ルツーセは樹脂の濃度が他のワニスに比べて低く、絵具を呼吸できる状態にしながらつやを出す。普通のワニスよりは作品を保護する力が弱いので、ルツーセを塗った場合でも絵具の完全乾燥後にタブローを塗るのを忘れないようにしたい。
油絵具でタブローを塗る際、画面上ではじいて上手く塗れない事がある。
こういった時ははじく箇所をペトロールかテレピンを含ませた布で拭き、はじかないようになった後で再び塗るようにしたい。そのままタブローを塗り続けると画面が凸凹になり画面が荒れてしまう。
○透明水彩&薄塗りアクリル絵具
コート剤として、防カビ効果のあるスプレーが市販されている。これによって完成した作品(の書かれている紙)を黴から守る事ができる。
また、紫外線保護効果のある水彩画用ワニスもあり、こちらはプリンターでインクジェット出力した紙にも向いている。
水彩絵具の場合制作しながら使用する事はほとんど無く、完成後に吹きつける。
どちらかといえば使用法・成分的にもワニスよりフィキサチフに近い印象がある。
・UVグロスバーニッシュ(ホルベイン) 220mlエアゾール
組成:アクリル樹脂、精製石油系溶剤
・UVマットバーニッシュ(ホルベイン) 220mlエアゾール
組成:アクリル樹脂、ワックス、精製石油系溶剤
・水彩画保護ワニス(ホルネイン) 220mlエアゾール
組成:防黴剤、合成樹脂、エタノール
※製品情報は2004年06月現在
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グリセリン
水に溶け易く保水力が非常に高い物質。
水彩絵具を水に溶けやすくする為に添加されている。
毒性が無く、化粧品や医薬品にも添加されている事が多い。
産業革命以前、グリセリンを添加していなかった水彩絵具は非常に硬いブロック状で、棒絵具や墨のようにすりおろしたりナイフで削って粉にして使用していた。
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